言語化が上手な人はどんな人?気をつけていることや上手くなる方法とは

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言語化が上手な人は一般的に「言語化能力が高い」といわれています。言語化能力とは、頭の中で考えていることを言葉に変換し、相手が理解しやすいように表現し、伝えることを言います。

言語化が上手な人は、話す内容に説得力が生まれたり、自分の思考を客観視できるなど社会で生きていく上で役に立つメリットがたくさんあります。

では言語化が得意な人は実際にどのようなことをやって言語化能力を高めているのでしょうか?

今回は言語化が上手な人が気をつけていることや言語化の構造、言語化能力を上達させる方法をご紹介します!言語化能力を向上させて仕事や人間関係で役立ててみてください。

言語化が上手な人はこんなことに気をつけている!

結論から述べる

プレゼンや面接などでも言われていますが、結論をまず相手に伝えるのは話を分かりやすくする上で重要です。

その場合にはPREP法の活用は有名ですが、
Point:結論
Reason:理由
Example:事例
Point:結論

のように結論を先に述べ、理由・事例と続け、最後にまた結論を伝えると内容もまとまり、言語化能力が高いと評価されます。

「結局何が言いたいんだろう…?」
「この話しはいつ終わるのかな…?」
と相手を不安にさせないためにも結論から話すことを意識してみましょう。

できるだけシンプルに伝える

よく学生の頃「校長先生話長い…」と眠気と戦っていた記憶はありませんか?
話したいことが多すぎて全て伝えようと思うと結局何も伝わらないことがほとんどです。

「夏休み中、水難事故に気をつけましょう」
「夜は何時までの外出です」
などポイントにしたいことを決めて話すと相手も何を重視してほしいか理解できますね。

人の話す内容に耳を傾ける

会話はキャッチボールです。

相手の話をきちんと聞いていなければ的確な返答はできず、「会話はキャッチボール」になっていないと言えます。

人が話す内容を聞き、その本質を見抜くことで相手とのスムーズな会話のやりとりが可能になります。人の話しをちゃんと聞いていると判断されればあなたを頼ったり信頼したりと人間関係を築くことにも繋がっていくでしょう。

専門用語など難しい言葉を使いすぎない

言語化が上手な人は会話の中で専門用語をできるだけ使いません。なぜならば相手がその専門の人ではない場合、言っていることが全く分からないからです。

専門用語が多すぎて内容が理解できないと、話しを聞くのも辛くなってきますよね。

相手がわかる用語を使用したり、専門用語を使用する時はその説明も加えたりするなど相手が聞き心地の良い・聞き慣れている用語で会話をすると言語能力が高い人に近づきます。

聞き取りやすい声の質・量で話す

これまで話の内容について気をつけることを紹介しましたが、「話し方」も非常に重要です。当たり前ですが、聞き取りやすい声質や声量もなくてはいくら上手に言語化しても伝わりません。

速すぎず耳障りにならない声質で、且つ、大きすぎず小さすぎない声量を意識して常日頃会話を心がけてみましょう。

人と自分は違うことを前提で話す

「なんで私の言っていることが分からないの?」
そう思っていませんか?

大前提としてあなたと人は違います。育った環境はもちろん、培った考え方や価値観が全く同じ人はいません。したがって自分だけが分かる話し方で相手も分かるとは限らないのです。

感情論で話したり、自分しか分からないような話し方をせず、「相手と自分は違う」と言うことを念頭におきながら会話しましょう。そうすることで相手にも伝わりやすく、言語化が上手な人になれます。

言語能力が高い人の頭の中!言語化の構成

言語化が上手な人は実際にどのように構成して言語化をしているのでしょうか?言語化するためには頭で考えていることを、人に伝わりやすくなるようまとめ、自分で話して伝えると言う流れがあります。これは大きく4つのステップで構成されており、

STEP1:物事を観察する
STEP2:考えをまとめる
STEP2:言葉へ変換する
STEP4:分かりやすく簡潔にまとめる

からなります。

STEP1:物事を観察する

まずは物事や人の話すことを観察し、気づくことが必要です。気づく力は「観察力」とも呼ばれますが、これを持つことで物事の変化や違和感を感じることができ、本質に辿り着くことができます。

この段階を経て、思考や考えをまとめます。

STEP2:考えをまとめる

相手に伝えるためには自分の中で考えていることをまとめてから言葉にする必要があります。そのためには「思考力」が求められます。思考力が養われれば相手に正しく論理的に物事を伝えるだけではなく、説得力のある伝え方もできるようになるため、言語化能力するには重要な役割があります。

STEP3:言葉へ変換する

頭の中で考えをまとめたら、外へ発信するために言葉へ変換します。全ての人に同じ言葉を用いて伝わるわけではありません。極端に言うと年配の方と小学生では分かりやすい言葉は変わってきますよね?

それらを解消するのが「語彙力」です。語彙がたくさんあれば同じ表現でもシチュエーションや人に合わせて確実に伝えられます。

STEP4:分かりやすく簡潔にまとめる

いよいよ外に発信します。考え、言葉に変換するところまでは良いですが、思っていること全て話してはいませんか?全部話したい!と思ってダラダラ話してしまうとなにも伝わりません。

ここで短くまとめる「要約力」が必要になります。ただ短くするだけではなかう、要点を掻い摘んでまとめることで必要な情報が最短で相手に届き、理解されやすい仕組みです。

言語化能力を高めたい!言語化が上手くなる方法

言語化の構成を理解したところで実際にどのような練習や訓練をすれば言語化が上手になってくるでしょうか?

STEP1〜4でそれぞれに必要な力、

STEP1:物事を観察する →「観察力」
STEP2:考えをまとめる →「思考力」
STEP3:言葉へ変換する →「語彙力」
STEP4:分かりやすく簡潔にまとめる →「要約力」

がありましたので、そちらを元に言語能力を高める方法を身につけましょう!

①観察力

言語化を上手にするために必要な観察力は、まずは日常の物事に興味を持つことです。

「なんだかフワッとした方法だな〜」
と思われがちですが、何かを突然観察して突然身につけることは難しいです。身の回りは情報で溢れていますのでそれらに興味をもち、情報を取り込むクセをつけていくことで観察力が養われていきます。

②思考力

思考力は「論理的思考力(ロジカルシンキング)」を身に着けることをオススメします。論理的思考力は正しい論理構造の組み立て方や因果関係の捉え方を身につけられるため、言語化能力を高めることができます。

急に論理的思考力と言われてもピンとこないかたもいるかもしれません。そんなときは
「物事に疑問を投げかけ、正しい解決策を導き出す」をしてみましょう。

何かに疑問を感じることは思考力を鍛える重要なことです。その疑問に対する解決策は1つかもしれませんし、複数あるかもしれません。それらを選定し、適切な解決策を導くまでを一貫して行うことで考える力、すなわち思考力が必然的に身につきます。

その日気になったニュースや仕事で発生した問題点など身近な問題など意識してみてください。

③語彙力

語彙力を高めるための近道は「読書」です。読書は物語の流れを理解できるうえに新しく知る語彙などもでてくるため、実用的に語彙を身につけられます。語彙だけではなく、活用方法も習得することができるわけです。

読書でインプットした語彙は「書く・話す」を通してアウトプットするのも効果的。人はアウトプットすることで覚えた知識などがより定着すると言われています。SNSやブログを活用して学んだことをまとめていくと語彙力と同時に言語化能力も高まるでしょう。

④ 要約力

ついつい長ったらしく話してしまう人には要約力を身につけると見違えるほど言語化が上達します。

冒頭で述べたように結論から内容をまとめるPREP法は有効的ですが、PREP法を用いた説明は難しいかもしれません。

その場合は日常で5W1Hを活用するところから始めましょう。
5W1Hは、
・いつ (When)
・どこで (Where)
・誰が (Who)
・何を (What)
・どのように (How)

で作られる文章を表し、簡潔に分かりやすく文章をまとめる手段として多く利用されています。普段から5W1Hを使用して要約力を鍛えていくと、言語化の上達にも繋がります。

まとめ:言語化が上手な人・言語化能力を高めたい人はサーパスワンでオンライン講師になろう!

今回は言語化が上手な人が気をつけていることや言語化の構造、言語化能力を上達させる方法についてご紹介しました。

たくさん話せるからといって言語化が上手とは限りません。まずは相手の話しをよく聞き、その上で自分の言葉を明確な表現方法で伝えて円滑なコミュニケーションに繋げていきたいですね。

言語化が得意な人、言語化能力を高めたい人はサーパスワンのオンライン講師がオススメ!自分の持っている資格やスキルを「問題集」という形にできるので得意な人はアウトプットの役に立ちますし、言語化能力を高めたい人にとっては訓練の場としても活用できます!

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